旅行会社の個人旅行を申し込み、家族4人(私たち夫婦と高2の娘、中3の息子)で、沖縄・石垣島に2泊3日で旅行をしました。移動は、福岡空港までは自家用車で(駐車場はいつも利用している福岡空港近辺)、そこからANAの飛行機を利用し、那覇経由で石垣島へ入りました。石垣島内はレンタカーで移動しました。カーナビは標準で装備されていましたが、かなり古いタイプで、目的地検索等、非常に苦労しました。
息子の中学校卒業記念だったので、3月下旬でした。我が家の卒業記念旅行は、卒業した人が行く先を決めるルールとなっているので、今回は息子の希望となりました。息子は最近の子には珍しく、都会が嫌いで、のんびりとしたところに行きたかったそうです。天候は晴れで、半そでで過ごせるくらいの気温でした。
ホテル(朝食のみ)を予約、石垣島をぐるり1周できるように場所を選定したのですが、思っていた以上に石垣島が小さくて、沖縄のように観光客が多くないので、次の観光地までもすぐに行ける感覚でした。レンタカーで訪れた場所は、御神崎灯台で眺めは最高でした。それから竹富島水牛に車を引いてもらい、島を一周するツアーに参加しました。
ガイドさんの軽快なトークと音楽で非常に楽しめました。水牛の名は「マブヤー」と今でも子供たちは覚えているほどです。最後に川平湾石垣島を代表する湾で、グラスボートに乗り、海中散歩を楽しみました。ただサンゴがとても少なくなっているという話で、環境についても考えさせられました。食事は、石垣牛、八重山ソーキそば等、沖縄本島とはまた違う食文化を楽しみました。
あまりがちがちに調べず、行き当たりばったり、現地で聞いたり、途中でふと立ち寄ったり、そんな旅だったのですが、石垣島が本当に思った以上に小さい島であった事が、私たちにとって一番びっくりする事でした。亜熱帯に近いので、マングローブ林が至るところにあり、車を停めて、近くまで行き、同じ日本ですが、全く異なる植物が生息している不思議を、家族で感じることができました。
一番楽しかったのは、竹富島に渡ったことでしょうか。これも最初から決めていたわけではなく、石垣島があまりに小さく、「どこ行く~」となった時、「石垣島に来たら離島観光しなきゃ」と教えられ、急遽向かうことになりました。そこで水牛の車に揺られ聞いた竹富島に生息する小さなトカゲ、竹富島をぐるり歩いている時に、出会ったのです。それも猫にいじめられている(猫はいじめているつもりはないのでしょうが)トカゲに。本当に感動しました。
竹富島では星の砂を自分で拾いました。そこで息子がこっそりとその時、付き合っていた同級生の女の子にお土産のキーホルダーを買っているのを夫が見つけ、二人でにやにやと笑い合ったのを今でも覚えています。
一番困った事は、石垣島は自分たちが考えていたよりも小さな島で、目立つ建物があまりないということ。のどかだなあと思っていたのですが、新参者が動くとなると、非常に困りました。ナビが指示する曲がり角が全くわからないのです。「ここ?」「あ、通り過ぎた!」を何度繰り返したでしょう。本当にずっと田舎道が続く、信号がない、という環境でした。ごみごみしていなくて、それはそれでいい思い出です。
また天気はよかったのですが雲が多く、星空を見るツアーが中止になった事が非常に残念でした。石垣島は星空保護区らしく、本当にきれいな星空の写真がありました。季節柄、シュノーケリングの出来る時期ではなかったので、次回はシュノーケリングと星空ツアーが体験できればと考えています。
子どもたちと旅行ができるのも、本当にあとわずかだと思うと、少し無理をしてでも、記憶に残る経験をさせてあげたいなと思っています。この後は息子の高校卒業記念ですが、一緒に行ってくれるのか・・・、友達とでしょうか。これも子供たちの成長の証と思うほかありませんが・・・。